2025年4月16日 5:40 富田林市中野 お亀石古墳より
5:23 この坂を登った所がお亀石古墳。
国の史跡に指定されているお亀石古墳。(史跡「新堂廃寺跡 附 オガンジ池瓦窯跡 お亀石古墳」)。
7世紀前半の一辺21mの方墳。飛鳥時代の終末期古墳 葺石なし。手前の天井石の1個がなくなっています。羨道の切石には巨大な花崗岩を使用しています。
二上山産の凝灰岩の横口式石槨で、家形石棺の棺蓋に6個の縄掛突起があり、石棺の周囲の三方は飛鳥時代の平瓦を槨壁状に多数積み重ねています。瓦が近くにある新堂廃寺の平瓦と同じ材質(少し厚め)で、すぐ近くのオガンジ池瓦窯跡で焼かれたと考えられ、この古墳の槨壁用として作られた可能性が高いようです。
よって被葬者は新堂廃寺の檀越である可能性が高いと思われます。新堂廃寺・オガンジ池瓦窯跡とともにその関係性から、国史跡。横口式石槨は南河内特有の構造。石槨の石栓も富田林埋蔵文化財センターに保管。
5:30 日の出10分前。二上山付近の空が赤く染まります。
5:39 馬の背やや左よりの日の出。
5:40 右にずれて真ん中に来ました。
5:41 なんかこうごうしさ(神神しい)を感じます。威厳があり、尊く、壮麗さを感じます。
5:41 その圧倒的な存在感や美しさ、力強さが人々を圧倒し、畏怖の念を抱かせたのは今も昔も同じだったのでしょうか?
5:42 お亀石古墳の被葬者もきっと見ていた二上山の日の出。ここに眠ることが夢で、黄泉の世界に旅立った被葬者の想いが伝わってくるようです。
5:32 金剛山(右)と大和葛城山
国の史跡 お亀石古墳近くからながめ。残念ながら木に隠れて、お亀石古墳といっしょに写すことはできませんが、標高98mにある古墳からの景色は見晴らしが良いです。
5:54 瓦窯跡のあるオガンジ池と新堂廃寺、畑ヶ田遺跡、金剛山がほぼ一直線に並びます。
お亀石古墳の二上山からの日の出は4/15、4/16と8/30、8/31頃に見ることができます。
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写真撮影:2024年4月16日
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