2017.4.10. 5:37 南河内郡太子町春日1642
竹内街道が街の東を南北に通る春日の集落は、大和棟や厨子二階の伝統的な旧家が多い昔ながらの集落です。その西側の丘陵に、東を向いて春日神社の拝殿があります。
ちょうど東の二上山を正面に、狛犬さんがみているような感じ...
5:41 日の出を待つ狛犬さん
ちょうどこの日(本当はあす、あしたは雨)、6時10分過ぎ、二上山の真ん中から太陽が昇るはずです。
6:13頃、雌岳の内肩あたりから、うす雲にまぎれてぼやっと日が昇りました。ほんとうは、4月11日が真ん中から昇るのですが、この日は天気が悪く撮影できませんでした。
立派な拝殿
昔、西暦700年ころ、春日仏師がこの地にとどまって社を建てたのが本社の起源とのいわれがあります。
明治四十年、神社合祀令より、科長神社(しながじんじゃ、太子町山田)に合祀されましたが、その後地元の方の熱意がかなってこの地に帰ってきました。
参道わきには幕末の嘉永五年(1852)の常夜灯が一対あります。
鳥居と阿形の狛犬さん
開花がすこし遅れて、満開の桜
満開の桜越しの二上山
裏側は葛城市の當麻寺です。二上山が裏返しにみえます。〈画面をクリックすると當麻寺の二上山が見えます。〉
6:17 拝殿の傍らにひとつ、碑があります。
そこには、『鎮守の森は、そこに住む人々の心の寄りどころであり、心のふるさとである。
人々は季節の変わり目、人生の節目には鎮守の森に足を運び、暮らしのけじめと、心の安らぎを得ている。
私達は、鎮守の森を美しくし、大切にすることによって優れた環境を末永く子孫に伝えたい。』とあります。
まったく、そのとおりだと思います。
6:19 「朝日に向かってゴー」と言っているような狛犬さん
今度は、9月1日に太陽がここに戻ってきますよ。
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撮影:2017年4月10日
2017年4月18日 (HN:アブラコウモリH )