2018.7.31.16:51
今回は少し前になりますが、7月31日前回の南郷に続き、葛城古道を南から北に向かって、井戸、佐田地区を歩きました。
井戸の集落の南側の入口に地蔵さんと庚申塚がありました。
地蔵さんの右隣りには庚申塚。その右脇には丸い石。これは何を意味するものでしょうか。
村の入口にあるので賽の神でしょうか。
逆の方向(北側)からみるとこういう風に並んでいます。
17:01 井戸の町なかに入り、高木神社に着きました。
祭神は春日社として祀られる四柱の神ということです。
お祭りは 10月9日に一番近い土曜日に行われる秋祭り、「ススキ提灯」。
たくさんの石灯籠がありました。
背の高いイチョウ
正面の銘は「太神宮」 天保二年(1831)の建之。
本殿前の木製の狛犬 「おいらが守ったるさかいに...」
本殿の周りに丸石。これは鬼門の方向(東北)。
ほかの角(すみ)にも丸石。厄除けの意味の賽の神なのでしょうか?
17:21 少し行くと佐田地区 春日神社に着きました。
神社の左脇に2つ並んだ石灯籠。
右側は「太神宮夜燈」、「佐田村中」。天保九年(1838)に造られました。
もうひとつは「愛宕山奉(?)塔」。火伏せの神様です。
空き缶利用のロウソク立て。
神社の前に大きな石碑
「南無阿弥陀仏...」までは読めますが...六字名号板碑のような感じです。
ところで右下に年号が見えます。「大永七年」でしょうか...
「大永七年」?
「大永七年」なら、なんと室町時代(1527)の銘!
武田信玄、柴田勝家、千利休が生まれた年ですよ。
境内の巨大な樹木
それと大きな切株に、新たな若木。
石垣の石も大きい。
佐田の町なかを北に抜け、金剛・葛城を峰を背に、葛上(かつじょう)中学校正門前のあるお地蔵さん。
川を越えればまもなく名柄の町。次回に続きます。
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写真撮影:2018年7月31日
2018年8月18日
( HN:アブラコウモリH )