Quantcast
Channel: 富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2640

彼方の夜燈(やと)さん

$
0
0
  土井家の前庭に立っている太神宮常夜燈(明和四年、彼方村講中)     常夜燈の内部     常夜燈の講は月毎の当番制で、手提げ用ローソク立てを順送りし、当番は一か月間、毎日夕方に灯火を入れ、
年に一度、常夜燈の前に「もちとミカン」をお供えしていました。             提灯と掛け軸、勘定帳も当番に順送り     この講は江戸時代から続いており、九月一六日に当番の家に集まり会食をしていたようです。
江戸時代の記録帳
宝暦八年 彼方村 太神宮常夜燈講 九月
天保九年 夜燈講貸勘定帳 九月一六日
天保一五年 ほぼ同じ 
嘉永三年 ほぼ同じ     個別の勘定記録と思われますが、読めません。     明治二五年と四十四年の記録と繰越金     明治四拾年壱月の当番帳     昭和八年の賄い記録
一、酒、貳升
一、御膳 イ、平三種 高野豆腐、かまぼこ、ごぼう
  ロ、切り身 一種
  ハ、つき出し 三種 わけぎ酢あへ 高野とうふ かますご
二、豆腐汁   近年、この講も廃止となったそうです。   ついでに、「色々な形の灯籠」を見てください。   http://www5b.biglobe.ne.jp/~kensetsu/tourou/tourou.html   (「夢乃代」の山片蟠桃は仙台藩の藩米を扱うにあたり、手数料を取らずに、
俵から抜き取る検査米をただでもらう約束をして、大儲けをしたそうです。
そのお礼として、塩釜神社に立派な鉄の灯籠を寄進しています。)   (by ken)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2640

Trending Articles