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初詣2025~元日に富田林市の神社を順番に歩いて巡る その3

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2025年1月1日 11:53 にぎやかな滝谷不動の初詣。

 

12:26 早々に吉野道の旧道を通って、佐備神社方面へ。石垣が美しい。

 

12:27 石垣の南天。「難を転じて福となす。」

 

12:29 彼方 滝谷地区の「太神宮」灯籠

明治十九年(1886)建之の比較的新しい伊勢灯籠です。基礎正面に右読みで「村中」と記銘されています。

 

12:33 途中、村を出たあたりの旧道にあるお地蔵さん。村内の安全を守る。

 

12:36 旧道を川の方に少し下ると「大師井」があります。現在は水質が悪くなり飲めません。

たいし(大師or太子)井戸跡 2014.1.21

 

12:53 大師井をすぎて坂を下った先には中佐備の三地蔵。

 

12:53 ここは佐備川のある東条谷。吉野道と観心寺道が交差する交通の要所。

観心寺道は甘南備を通り、観心寺に行きます。つまり大沢街道に合流します。

 

12:54 一番左のお地蔵さん、失礼して前掛けを挙げさせてもらうと、「金剛山」「吉の山」の文字が...

道標地蔵です。富田林に八尊あります。

村の安全を守りながら、行き交う旅人に道案内をしたはります。。

ここを左折して観心寺道を下佐備・西板持方面に向かいます。

 

12:59 途中下佐備の観心寺道の旧道にもお地蔵さま。 

 

12:58 「法界」と基礎に彫られたお地蔵様は古いお地蔵さんが多いようです。

このお地蔵さんも「享保十四年」と記銘されています。

 

13:02 佐備神社に到着。

社伝では平安前期、天安二年(858)創建で、延喜式内社で古くからの歴史を持ちます。

 

13:02 古い神社ですが、新しいものが...長い階段の下に2匹の子獅子。なんでか上を向いています。

 

13:02 なにかうらめしそうに上を向いています。

 

13:02 こちらの子獅子も半泣きです。そして、この子獅子らも阿吽(あうん)になっているのが芸の細かいところ。

 

13:03 階段の上には親獅子がにらむように、待ち構えています。

 

13:05 千仭の谷の子獅子を見守る親獅子です。この崖は佐備川の中位河岸段丘面に当たるところで、比高が11mもあります。

 

「獅子は我が子を千仭の谷に落とす。」

 

〈画面をクリックすると拡大します〉

13:05 割拝殿の絵馬 天井に多くの絵馬が掲げられています。

絵馬堂の右前にいくつかある絵馬の中で一番大きな絵馬があります。年号とか奉納者などの文字は見当たりません。よく見ると、なんか日本と異邦人が戦っているような構図。

 

13:06 この絵馬の奉納の意図がよく解りませんが、服装や船と大砲の形からして、戦国時代の南蛮船が渡来してきた頃かと思われます。それにしてもなんか不思議な絵馬ですね。

佐備神社の絵馬 2024.7.3

 

13:06 本殿

やっと登り詰めた階段の上の奥が本殿です。

 

13:08 本殿に奉納されたお米。ここの本殿は錦織神社のように、もともときらびやかな色彩であったようです。

 

13:14 本殿前 周りを急崖と林が取り囲みます。

 

13:08 がんばれ「獅子っ子」の絵馬。

 

13:14 

佐備神社の歴史を物語る楠の大樹。

佐備神社は富田林市の保存樹林に指定されています。(4600㎡ サカキ、クスノキなど)

〈富田林市の保存樹木および保存樹林はここをクリックしてください〉

☆「富田林市緑の基本計画」 H19(2007) 富田林市より

 

13:17  瓦素材の祠の中にたくさんの丸石が...

おそらく賽の神の祠と思われます。

賽(さい)の神 2015.3.16

 

佐備神社の北隣には下佐備の集会所があります。

 

13:21 地蔵・名号板碑祠と賽の神祠。

 

13:22 地車庫の横に力石。

 

「力石を詠む 第十一巻」 高島慎助氏著より

左下が下佐備地車庫の力石、右下が「須賀の願力石」

 

13:22 左側にこの辺りでは珍しい「六字名号板碑」。「南無阿弥陀仏」と彫られているようです。

旧毛人谷地区にも1基あります。昭和町の旧富田林街道沿い。

 

「南無阿弥陀仏」と彫られています。

13:23 左側の祠は賽の神の祠のようです。ここから北へ、西板持に入ります。

 

13:37 観心寺道の南の入口、西板持地車庫横の地蔵祠。

 

13:37 中には珍しく木造のお地蔵さんがおられます。

 

13:37 木造のお地蔵さんはおそらくここだけではないでしょうか?

 

13:40 すぐ近く一見、地蔵祠。

 

13:39 いや、観音様でした。そしてよく見ると下の方に銘が...

 

 

〈画面をクリックすると拡大します〉

これは寛政十三年(1801)に造られた西国三十三度の供養塔でした。

富田林には24基あり、その数は市町村で日本一に上ります。

〈リバイバル・アーカイブス〉【長編】富田林市の日本一 2021.1.31

 

13:40 旧家が残る観心寺道沿い。

 

13:44 寿美ヶ丘に至る道の交差点には大きな道標。

 

13:43 「東西南北」と示された道標は珍しいです。

 

13:49 ここも水路が通り、屈曲しています。

 

13:56 一つ通りを東に外れた地蔵祠。

 

13:57 お地蔵さまの後ろに...

 

丸石がいくつが置いてありますね。これが賽の神。お地蔵さんと賽の神で二重の邪気を払う効果。

 

14:09 板茂神社に到着しました。

 

14:05 西板持の氏子のかたが丁寧にお供えを並べられています。

 

14:02 これは西板持の太神宮灯籠

 

普段はこんな姿。

 

14:02 ここも賽の神の祠。祠の中には丸石がゴロゴロ、外にまではみ出しています。

 

14:10 手水鉢に盃状穴。手で触れるとよくわかりますが、ふちに浅い穴がいくつか開いています。

 

14:10 これは力石。縄掛けの溝があります。

 

14:22 これは水菜畑。西板持は富田林有数の農村地帯です。

この続きは「その4」で。

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佐備神社 初詣2023 2023.1.9 撮影:1月2日

錦織神社 初詣2023 2023.1.6 撮影:1月1日 

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巡礼街道で詣でる喜志の宮さん:富田林寺内町→美具久留御魂神社 2016.1.3 撮影:1月2日

写真撮影:2025年1月1日 

2023年1月12日 アブラコウモリH 

 


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