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法雲禅寺のつつじ2025

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法雲禅寺ではGW前半(4/25~30)に「つつじまつり」開催されていました。本堂の無料拝観とボランティアガイドさんによる解説。マルシェやキッチンカー、各ブース、作品展などが同時開催されていました。

 

2025年4月29日 10:08 堺市美原区今井192 大宝山 法雲禅寺

 

そそりたつつつじの壁。

 

一体どこまでが一本の木?

 

山門を入ると別世界。

 

待ち受けるつつじの壁。

 

参拝に来られたみなさんの仰天の声。

 

参拝者の背丈と比べてみてください。

 

10mもある厄除け観音様が見守られます。晴れた日は午前中にお詣りください。午後は観音様が逆光になります。

 

つつじと観音様、そして後ろの大雄宝殿(本堂)がひとつになります。

 

布袋様や四天王のおられる手前の天王殿。

 

参道のつつじの壁から見た天王殿。山門を過ぎて直角に左に曲がり天王殿があります。。

 

こちらは大雄宝殿。法雲禅寺ではGW前半(4/25~30)に「つつじまつり」開催されていました。多くの参拝者でにぎわっています。

 

この期間は大雄宝殿を無料で公開されています。

 

大殿には本尊の釈迦如来・薬師如来・阿弥陀如来の三尊とともに、3333体の大小の仏像が安置されています。

 

少しずつお顔が違う大小の千体仏。昔大阪の富豪が寄進されたものだそうです。

 

この期間は堺の観光ボランティアの方が解説をしてくださいました。

 

ウバメガシの新芽と真っ白なつつじがきれいです。

 

法雲禅寺は、黄檗三傑の一人、慧極道明(えごくどうみょう)禅師によって、寛文12年(1672)に開山された禅宗の黄檗宗の中本山格の寺です。1万坪の境内には山門・天王殿・大殿(だいでん)・開山堂・耀先殿(ようせんでん)・方丈・鐘楼などがあり、建築当初の伽藍構成を今に残しています。

 

花の半分が白と赤紫。

 

ちょうど満開のようです。

 

元々は空海開基の神福山長安寺という名の真言宗の寺院があったそうですが、元和六年(1620)に、狭山池の堤防が決壊し、西除川の洪水により、寺地及び寺は流出したそうです。

 

その後明暦年間(1655~ 1657)頃に、曹洞宗の僧 宗月が、長安寺の寺地と寺を今井村中から譲り受け、寛文十一年(1671)に地中より観音像を掘り出し、草庵に安置して再興したようです。

 

そして、翌、寛文十二年(1672)に、宗月は宇治・黄檗山万福寺の開祖の隠元隆琦の弟子である慧極道明(えごくどうみょう)に寺地と寺を譲り、寛文十三年(1673)に慧極は幕府の許可を受け、寺号を大宝山法雲寺と改め、黄檗宗の寺となったそうです。

 

慧極は、延宝五年(1677)に禅堂を、延宝八年(1680)に鐘楼を建立し、その後、30年をかけて大門、大方丈、開山堂、斎堂、天王殿、長生閣などの二十数棟を整備しました。現在は十数棟の堂宇が現存しています。

 

元禄十年(1697)に、北条狭山藩の5代藩主 氏朝は、慧極と師弟の約を結び、以後、北条家の菩提所となりました。墓地の中央には、第11代藩主 北条氏燕の墓があります。

 

一万坪の境内を埋め尽くすつつじ。

 

 つつじ垣根の細い通路。

 

山のような盛り上がりのつつじ。花の大きなヒラドツツジがそのほとんどを占めます。

 

普通つつじは低木ですがここのつつじは背が高く、人の背をはるかに越える壁には圧倒されます。

 

今年も参拝させていただきまして、ありがとうございます。

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